2017年7月10日月曜日

横須賀市の児童相談所を視察しました

 6月29日(木)に、私と松本議員、無所属の4議員の6名の議員で、横須賀市児童相談所「はぐくみかん」の視察に行きました。
 神奈川県内の児童相談所は、横浜市・川崎市を除くと、エリアごとに配置されており、平塚市にある児童相談所も平塚・大磯・二宮・伊勢原・秦野の各行政を管轄しています。横須賀市では、「市民に直結する行政は市町村に権限を付与すべきとの考えの下、国に働きかけを行い」平成18年に、中核市に移行するとともに、市独自の児童相談所の開設を実現し、平成20年には、一時保護所を併設した、現在の「はぐくみかん」の開設に至りました。
 市が独自に児童相談施設を運営していることは大変大きな意義があると言えます。子育てや福祉・教育問題など関係部局との連携がスムーズに進められる点は大きな特徴です。さらに実行力ある在宅支援に結び付けられるかが重要な課題と言えます。また、一時保護所を併設していることも大きなメリットになっています。
 問題点としては、人件費を含め年間14億円余りの運営費が必要になっています。国県からの補助が約5億円で、約9億円は一般会計繰入です。(内、6億8千万円は一般交付税見込み、実質市の負担は2億3千万円ですが、将来も確実に交付税が見込めるかは確認できません)10年間に、2万人も人口が減少し、今後もさらに減少すると予測されている中で、市の財政負担が重くならないように、国・県に強く要望することが必須です。